フランチャイズってどんな仕組み?飲食店やコンビニでよくあるFC店とは

2019年5月7日

フランチャイズの仕組み

「フランチャイズ」とは、フランチャイザーと呼ばれる企業が、フランチャイジーという個人や企業に対して、商品の販売権や商標の使用権、ノウハウなどを与えて店舗を運営させる仕組みです。

フランチャイジーはフランチャイザーに対して対価としてロイヤリティを支払う必要があります。

有名なコンビニや飲食店は、このフランチャイズという仕組みを用いていることが非常に多いです。

ANSWER
むっちゃん
それでは、フランチャイズの仕組みなどについて詳しく調べてみよう。

フランチャイズという言葉

むちゃネコ
フランチャイズってお店について調べているとよく出てくる言葉だけど、どういう意味なの?
むっちゃん
一種の小売店や飲食業などの店舗展開の形だね。その他の業種でもたまに使われたりもしてるけど。
 

コンビニや飲食店について調べていると、フランチャイズ店またはFC店などどいう単語が出てくることがあります。

これはどういった運営形態なのか、直接本部が運営している店舗とはどう違うのか、店長やオーナーは社員なのか、など気になっている方も多いと思います。

ちなみに野球や、アメリカのスポーツなどでもフランチャイズという言葉が出てきますが、今回説明するのは商売などのビジネスモデルについてのフランチャイズです。

フランチャイズとは

むっちゃん
フランチャイズというのは、自分たちの商標や、商品を売る権利なんかを別の人に貸し与えて店舗を営業してもらう仕組みだよ。
その分見返りとしてロイヤリティを受け取って利益を出すんだ。
むちゃネコ
全部自分たちで営業するわけじゃなくて、他の人に運営してもらって利益を出すんだね。

フランチャイズとは、流通の世界における一種のビジネスモデル、店舗拡大の方法などと言えます。

ある一方(フランチャイザー)がもう一方(フランチャイジー)側に、商標・商号、商品サービスの販売権、販売方法や運営方法のノウハウなどを提供し、その見返りに対価としてロイヤリティを受け取る、といった運営形態です。

このフランチャイズというシステムを用いているチェーンのことを、フランチャイズチェーンまたはFCと言います。

基本的には、全国に多数展開している有名所のコンビニや飲食店などは大体がフランチャイズチェーンであり、直営とフランチャイズの比率はそれぞれ違いますが、大規模に店舗を出店していくには必須のシステムであります。

ちなみに、このフランチャイズを世界で最初に使用したのは、アメリカのケンタッキーフライドチキン(KFC)と言われています。

直営店・フランチャイザーとフランチャイジー

むちゃネコ
自分たちで営業するお店が直営店で、それ以外がフランチャイズ店なんだね。
むっちゃん
そうだね。そして権利を貸す側がフランチャイザーで、借りる側がフランチャイジーだね。

フランチャイザーはまたの名をフランチャイズ本部とも言い、それぞれ加盟しているフランチャイジーに様々なノウハウや、商標権や販売権などを貸し与えることで、対価を貰い利益を得ています。

フランチャイジーは個人であったり企業であったりと規模も様々で、例えばJR九州などは大企業ですが積極的にスターバックスコーヒーやファミリーマートなどの店舗をフランチャイズ契約で運営していますし、脱サラした個人がフランチャイズでコンビニ店舗を経営したりもします。

また特定の地域を担当する形でFC加盟店募集の権利を本部から他社に与える仕組みをエリアフランチャイズといい、権利を与えられた企業をエリアフランチャイザーといいます。

上記のJR北九州はファミリーマートの九州北部地区のエリアフランチャイザーでもあります。

またフランチャイズ契約を経ないで、本部側が直接運営する店舗を直営店などと言います。直営店の店長やエリアマネージャーは基本的には本部の社員が担います。

フランチャイズ店と直営店などが混在しており、一般の利用者からは違いが分からないようなチェーンも多くあります。

またフランチャイズと直営店の比率なども、チェーンや企業などによってバラバラで、「旗艦的な直営店の周りに衛星的にフランチャイズ店を配置」「本部近くは直営店で遠方の地方はフランチャイズ」「ほぼ全てがフランチャイズ店」など様々な運営方法があります。

フランチャイズ契約のメリット・デメリット

むちゃネコ
なんでみんなフランチャイズを使うの?全部自分たちで運営したほうがやりやすそうだけど。
むっちゃん
まあ店舗数が少ないうちは直営店だけでもいいかもしれないけど、大規模に出店しようとするとフランチャイズの方が相対的にお手軽なんじゃないかな。

上でも書きましたが、急速に店舗を拡大していくならフランチャイズ契約は必須と言えます。

そんなフランチャイズのメリット・デメリットについて説明します。

フランチャイザー側のメリット・デメリット

まずフランチャイザー側のメリットとしては、比較的短時間で新たな店舗を出店できることがあります。

基本的に、フランチャイジーとなる企業・個人などが土地や既にある店舗を持った状態で参入してくることが多いので、土地を取得したり店舗を新たに立てる時間が短縮できます。

また一度店舗が出来てしまえば、ロイヤリティによる収入が店舗が存在している限り入ってくるので安定した収益が確保できます。

しかしフランチャイザー側にもデメリットは存在します。

まずはFC店は自分たちが直接運営している店舗ではないので、特に大規模にフランチャイズ展開していると、本部の意向が細部まで行き届かない可能性があります。

また、ほっかほっか亭からほっともっと、サークルKサンクスからローソンなど、大規模に展開していたエリアフランチャイザーの「反乱」によって、大量の店舗を別のチェーンに鞍替えされるなどといった事態も過去に起きました。

フランチャイジー側が、何かしらの問題になる行為(消費期限の改ざんや食中毒・SNSでの炎上)を行うと、外部からはFCと直営の違いがわからないので、結果としてチェーン全体のブランドが傷つけられることもあります。

フランチャイジー側のメリット・デメリット

新たに参入するフランチャイジー側のメリットとしては、「本部のブランド力」「店舗運営のノウハウ」を利用できるといったものがあります。

また実際に店舗の運営を行ったことがなくても、本部のサポートにより未経験でも参入できるフランチャイズもあります。

新たなサービスや商品の開発も本部がやってくれるのも大きなメリットです。

フランチャイジー側のデメリットは、「自分の自由には運営できずマニュアルに縛られる」「売上に応じてロイヤリティを支払わなければ行けない」「本部が不祥事を起こした場合など連座してダメージを受ける」などがあります。

また本部側が店舗数を増やしたいばかりに、参入のリスクや赤字の可能性を説明せずに、フランチャイズ店を増やすと言ったパターンもあるようです。

こういった場合、フランチャイザー側とフランチャイジー側が訴訟し合い裁判沙汰になることもありますが、特に知識のない個人の参入者が大きな会社を相手に裁判で勝利を得ることは難しく、フランチャイジー側が泣き寝入りをするハメになる可能性もあります。

フランチャイズ参入に必要な加盟金・ロイヤリティ

セブンイレブンの店舗
むちゃネコ
フランチャイジーが払わなきゃいけないロイヤリティってどのくらいの金額なの?
むっちゃん
一定金額だったり売上に応じた額だったり会社によって様々だし、参入するにあたって加盟金を払わないといけないところもあるよ。

フランチャイズに参入して、FC店を持つには本部に加盟金というお金を払う必要があります。これは企業によってまちまちですが、加盟金が0円だったり、開業資金に含まれていたりと様々なパターンがあるようです。

ですが本当に無一文で参入できるわけではないので、予めある程度の資金や土地は持っている必要があります。

例えばセブンイレブンでは、自分で土地を用意する場合は300万円、土地を本部が用意する場合は250万円の加盟金が必要です。土地を用意するほうが加盟金が高いのは、意外ですね。

またフランチャイズ契約にはロイヤリティを本部に払う必要がありますが、同じくセブンイレブンの場合、土地持ちなら総売上の43%、土地を本部が用意するなら総売上に応じて50%から70%を徴収されます。

土地をもって参入する場合は加盟金こそ高いですが、ロイヤリティはその分安くなっていますね。売上を伸ばしていけば収入も大きくしやすそうです。

逆に土地を持たないで参入した場合は、かなりの額をロイヤリティで持っていかれます。自分の土地ではないので仕方ないかも知れませんが、売上の70%を持っていかれると辛いですね。

どちらにせよロイヤリティで半分近くの売上を持っていかれているように見えますが、それだけのバックアップを本部から受けれるということかもしれませんね、セブンイレブンはブランド力で言えばコンビニではトップですし。

まとめ

むっちゃん
以上、フランチャイズ契約という仕組みの内容や、フランチャイザー・フランチャイジーのメリット・デメリットなどをまとめてみたよ。
むちゃネコ
おんなじお店でも、実は運営している会社や人が違ったりするんだね。
むっちゃん
そうだね。チェーン店というのは基本的に店舗感でサービスの質に差が出ないように努力をしているけど、運営者によって差は出たりしやすいから、調べたらFC店だったなんてこともあるよ。
むちゃネコ
僕もよくいくお店についてちょっと調べてみようかな。