街路樹って何の為に植えるの?どんな種類の木が多い?

2019年4月24日

街路樹

街路樹を植える意味は色々ありますが、主なものとしては、景観の向上、ヒートアイランド現象の緩和、交通安全効果、騒音の軽減などがあります。

日本でもっとも植えられている街路樹は、イチョウ、サクラ、ケヤキのトップ3と言われています。

ANSWER
むっちゃん
それでは、街路樹を何のために植えるのか?、街路樹の種類などについて詳しく調べてみよう。

当たり前の様に存在する街路樹

道路脇の街路樹
むちゃネコ
街に行くと街路樹がたくさん植えられてるよね?あれって実は不思議な気がするんだけど。
むっちゃん
確かによく調べてみないとなんで植えられてるかはわからないかもね。ちなみに日本では都道府県や市の政策として街路樹を植林しているよ。

街を歩けば、今や当たり前のように街路樹が存在します。

地球温暖化が問題になってる昨今、環境の為には植物や木がなくなってしまってはまずいのは誰でも理解できる事です。

しかし植えるのも維持するのも相応のコストがかかる街路樹が、どんな街にもあるのはどういった理由からなのでしょうか?

街路樹とはなにか・街路樹の歴史

むっちゃん
街路樹って具体的にどういった樹木のことか分かるかい?
むちゃネコ
えーと、街中に植えられてる木?

まず街路樹の定義は、「街路(市街地の道路)に沿って植えられた樹木」となり、並木という場合もあります。

世界各国で街路樹は植えられていますが、その歴史は古く、紀元前の時代から大規模な街路樹が植えられていた記録があります。

日本でも1000年以上前から各地で植えられており、様々な種類の街路樹が使われてきました。あの織田信長もイメージとは裏腹に街路樹などを植えて、街道をよく整備したという記録が残ってます。

街路樹を植える意味

むちゃネコ
それで、結局街路樹は何のために植えるの?
むっちゃん
街路樹を植える意味は色々あるけど、景観・環境・交通安全・防災・健康などでいい効果があるとされているよ。

街路樹があらゆる市街地に植えられているのにはもちろん意味があります。

景観の向上

街路樹は統一感のある町並み・季節感を演出します。

街路樹があるのと無いのでは、沿道の景観に大きな違いが生じます。

まったく街路樹がない町並みはあまり想像できませんね。

環境への影響

街路樹は道路を走る車の騒音を軽減し、道路外への防音効果を発揮すると言われています。

ちょうど工事現場に設置されてる防音パネルの役割です。

さらに日差しがコンクリートやアスファルトに到達するのを葉が防ぐので、ヒートアイランド現象を緩和させることが出来ます。

また光合成により二酸化炭素を消費し、地球温暖化対策にもなります。

交通安全効果

街路樹の交通安全効果

街路樹にはガードレールと同じような、歩行者と車を分離する効果もあります。

また日光の眩しさや、ヘッドライトの眩しさを軽減することも出来ます。

並木道があれば遠目からでも走行経路を把握しやすくもなります。

防災効果

火災時には、街路樹が壁となって熱を受け止めることで、火事の延焼を防ぐ効果があります。

また大地震が起きた際にも街路樹が役に立つこともあります。

1995年に起きた阪神大震災では、建物の倒壊を街路樹が受け止めることで、道路が寸断される状況を防ぎました。道路が使えなければ救助活動や避難活動もしづらくなるので、街路樹の果たした働きは大きいのです。

健康効果・メンタルへの好影響も

綺麗な並木道があると、ジョギングやウォーキングがしたくなりますよね。アメリカの映画などを見ていると、でっかいヤシの木の様な街路樹に沿ってランニングしているシーンがよく有ったりします。

この様に運動したくなるようないい意味でのメンタルへの働きかけで、市民の健康にも好影響を与えることが出来ます。

また街路樹の木や葉が日差しを防いでくれるので日陰を移動することができます。直射日光を防ぎ熱中症の予防にもなりますね。

街路樹に向いた樹木

むちゃネコ
具体的にどんな木が街路樹に向いてるの?
むっちゃん
やはり耐久性は最重要だね。あとは外見の良さや、種としての生命力なんかも重視されるよ。

街路樹として植えられる事は樹木にとってはとても過酷な環境に置かれることを意味します。

自動車の排気ガスを常時浴びることになる上に、場所によってはイルミネーションとして電飾が巻かれている樹木も多いからです。意味もなく街路樹を傷つけたり、葉を毟ったりする人もいますね。

そういう理由で、街路樹に使われる樹木を選ぶ際には、過酷な環境にも耐えうる耐久力というのも重視されます。

また景観のためにも、歪に成長しやすい種や、個体差が出やすい種も使えません。

そして病気になりにくい、移植、繁殖がしやすいという種としての生命力も必須です。

日本で一番植えられてる街路樹はどの種類?

むちゃネコ
日本だとどんな木が一番街路樹に使われてるの?街中で見ても何の木かよくわからないよ。
むっちゃん
日本においては大体トップ3は不動で、イチョウ・サクラ・ケヤキなんかが植えられてることが多いよ。

日本でもっとも街路樹として植えられてる樹木トップ3を紹介します。

3位・ケヤキ(欅)

赤く色づいた秋の紅葉が非常に美しく、樹の形もよく街路樹に適していますね。

2位・サクラ(桜)

日本人にとっては非常に馴染みの深い樹木ですね。春の咲き誇った桜の花は日本の誇る風景です。

1位・イチョウ(銀杏)

1位がイチョウというのは意外かもしれませんね、ケヤキやサクラに比べるとあまり外見は思い浮かびません。

しかし落葉前の黄色に黄葉した葉は非常に美しいものがあります。

さらに剪定(枝を切ること)に強いという特性があり、非常に耐久性が強い樹木でもあります。

熱や火にも強く、防災対策としても有用な種です。

まとめ

むっちゃん
以上、街路樹の意義や街路樹の種類などについてまとめてみたよ。
むちゃネコ
何も考えないで植えてるわけじゃなくて、ちゃんとした理由があってたくさん植えられてるんだね、知らなかったよ。
むっちゃん
たしかに街を歩けば必ずと行っていいほど街路樹はあるけど、その意味とか種類については程んど考えることはないよね。
むちゃネコ
うーん、でもよく考えると人の多い街中に植えられてる木って結構大変だよね。
むっちゃん
上でも説明したけど、街路樹は常に過酷な環境で頑張って生きているし、たまには目を向けるのもいいかも知れないね。