家系ラーメンとはどういうラーメン屋?味の特徴やそれぞれの店の関係は?

2019年5月16日

家系ラーメンとは

「家系(いえけい)ラーメン」とは1974年の横浜で開店した吉村家や、そこで修行した弟子達が開店したラーメン屋、またその影響を受けた独立系のラーメン屋などの総称です。

それぞれの店が「~家(や)」と名乗っているので「家系」と呼ばれます。

豚骨醤油の濃厚なスープ、コシの強いストレート太麺、チャーシュー海苔ほうれん草などの具が特徴です。

ANSWER
むっちゃん
それでは、家系ラーメンとはどういったラーメン屋なのか、味の特徴や店舗間の関係などを詳しく調べてみよう。

やたらと多い家系ラーメン

横浜家系ラーメン
むちゃネコ
最近なんちゃら家系って書かれたラーメン屋さんいっぱいあるけどあれってチェーン店なの?
むっちゃん
確かに家系と言われるラーメン屋は今ブーム中とも言えるくらい増えているね。でもチェーン店とは限らないよ。

最近やたらと○○家系と看板に書かれている「家系ラーメン」と呼ばれるラーメン屋が増えたと思いませんか?特に神奈川や東京の南部あたりにはいたるところに「家系」が出店していますね。

お店の前を通って覗いてみると、非常にコッテリとしてそうでボリューム感のあるラーメンの写真が貼ってあったりします。

この沢山ある家系ラーメンはいったいどういうラーメン屋なのか、そしてそれぞれの店舗は一体どういう関係なのでしょうか?

家系ラーメンとは?

むっちゃん
家系ラーメンで一番古い店舗は、横浜にある吉村家というラーメン店だよ。
ここから弟子達や影響を受けた人達が○○家と名乗る店を開店することで家系ラーメンは増えていったんだ。
むちゃネコ
ラーメン屋さんってそういう古風な所あるもんね。
じゃあ完全に一つの会社がやっているチェーン店ってわけじゃないんだ。

「家系ラーメン」とは1974年の横浜市で開店したラーメン屋の「吉村家(よしむらや)」を源流とするラーメン屋の総称です。

横浜が発祥地なので「横浜家系ラーメン」と呼ばれる場合もあります。

通称として「家系(いえけい)」と呼ばれますが、実際は家系ラーメンの大半が「○○家(や)」という店名になっています。

当初は吉村家を創業した吉村実氏の弟子達が暖簾分けの形で開店した「直系」と呼ばれる店や、孫弟子などが開店した店などが主に家系と呼ばれていましたが、90年代に入ると吉村家とは直接関係のないラーメン屋までもが「家系ラーメン」を名乗るようになりました。

2000年代になると「家系ラーメン」のブームが広がり、様々な企業や個人の資本が参入しそれぞれが「家系」を勝手に名乗りだしたので、家系の店舗数も全国で爆発的に増加しました。

家系ラーメンの味の特徴

むちゃネコ
家系ラーメンってどんな味してるの?写真見るとすごいボリュームありそうだしコッテリしてそう。
むっちゃん
具も多いし麺も太いからボリューム感はあるだろうね。スープもこってりとした濃厚な豚骨ベースだね。

家系ラーメンの味やその他の特徴は、本家・直系・他の独立系などで微妙な違いはありますが、大まかに共通する点としては以下のようなものがあります。

・豚骨醤油ベースのスープ
スープは豚骨をベースに、鶏油と醤油などを加えて作られます。
非常に濃厚なこってりとした味わいで、注文の際には醤油や鶏油の量は多少変更できる場合が多いです。

・コシの強いストレート太麺
コシが強く、ストレートな太麺でモチモチとした独特な食感の麺です。
酒井製麺・大橋製麺・丸山製麺などの麺を使用していることが多いです。
特に酒井製麺は多くの吉村家源流の家系ラーメンに使われています。

・チャーシュー+海苔+ほうれん草などの具
分厚くスライスされた大型のチャーシューと、大きな3枚の海苔、そしてほうれん草などが具として乗せられています。
また卓上にはにんにくやネギ、ごまなどが置かれていることが多いです。

・少ないサイドメニュー、ライスとの同時注文が基本
サイドメニューは非常に少なく、他のラーメン屋のように餃子や炒飯はあまりありません。
スープの味が非常に濃厚なので、相性の良い硬めのライスを同時に注文するのが基本とされ、ライス無料の店も多いです。

・注文は食券制
基本的には食券制の店が多いです。
食券購入の際に券売機で麺の硬さや味の濃さを入力できる店もあるようです。

吉村家源流の家系ラーメン

むっちゃん
今では色んな店が家系を名乗ってるけど、元祖と言える吉村家と家系図で繋がっている店しか家系と認めないファンもいるよ。
むちゃネコ
たしかにみんな勝手に名乗っちゃうとなにがなんだか分からなくなるよね。

家系ラーメン源流の吉村家を創業した吉村氏は、1986年に2号店となる本牧家を開店しました。

しかし本牧家の店長を務めていた神藤隆氏が独立する形で六角家を開業します。

この六角家は新横浜ラーメン博物館に出店したり、セブンイレブンのカップ麺とコラボするなど知名度を高め、家系ラーメンブームの一翼を担います。

それにより六角家の直系店舗や姉妹店は全国に増え、本家といえる吉村家にも匹敵する人気になり、この中には横濱家などの有名な店もあります。

また本牧家で修行していた他の吉村氏の弟子達も独自に店を開業することで、家系ラーメンは吉村家本家から家系図を辿ると孫や曾孫といえる店舗も多くなりました。

その結果あまりにも家系ラーメンが増えたことで、吉村氏は吉村家を総本山とし、直弟子が開店した直系の店だけを「総本山直系」としました。

現在では総本山直系の店舗は数ある家系の中でも、全国に5,6店舗しかありません。

独立系の家系ラーメン

むちゃネコ
でも今じゃ直系とか孫のお店とか以外にも、吉村家とまったく関係のない家系ラーメンもあるんでしょ?勝手に名乗って法律的に大丈夫なの?
むっちゃん
今では大きな企業も家系ラーメンに参入してきていて、これらは資本系と言われているね。家系という言葉は特に商標登録されているわけではないので、勝手に名乗るのも止められないらしいよ。

上記で説明した家系は全て、元を辿れば吉村家総本山に行き着くので、仮に直系では無かったとしても家系と名乗る資格はあると思います。

六角家も独自の展開をして人気も得ていますが、元は吉村家の2号店である本牧家の店長が起こしたラーメン家です。

しかし家系のブームが起こると、それに乗ずる形で、全く吉村家とは関係のないラーメン屋まで家系ラーメンを名乗るようになりました。

壱六家や山岡家などはこれらの独立系の代表格で、吉村家総本山とは直接の関係はありませんが、独自の進化を遂げているという点でファンも多く抱えるようになっており、店舗数も非常に多いのが特徴です。

また最近になって、この独立系家系ラーメンに大手の外食産業などが参入してくるケースが多くなってきています。これらの企業は大規模なフランチャイズなどのチェーン展開で店舗数を増やし、家系の増殖に一役買っていますが、本来の家系と区別するために家系ファンからは「資本系」などと呼ばれています。

この資本系が増えることで本来の家系と混同してしまう人も増えており、問題になることもあります。

しかし「家系」という言葉は本来ファンが勝手に呼び始めたもので商標登録されている訳ではなく、資本系が勝手に家系を名乗るのを防ぐことは出来ないようです。

一番人気のある家系ラーメンはどこ?

むちゃネコ
いっぱいある家系の中で、まず最初に食べに行くならどこ?
むっちゃん
まあ味はそれぞれ好みがあるからなんともいえないけど、最初に行くなら元祖の吉村家でいいんじゃないかな。

近年いたるところに増殖中の家系ラーメンはどこが一番人気があるのでしょうか?

味は個人的な主観が入ってくるのでどこが一番良いかというのは答えづらいでしょうが、やはり一番人気があると言えるのは本家本元の家系総本山吉村家でしょう。

開店したのは横浜市磯子区ですが、1999年から現在まで横浜市西区の横浜駅西口で営業しています。非常に人気が高く行列も並んでいますが、家系ラーメンを語るならこのお店を外すことは出来ないでしょう。

レビューなどを見ても日本人だけではなく外国人からも非常に評価が高く、客の満足度も非常に高いです。

まずはここで本来の家系ラーメンを食べてみてから、その派生店を試してみるのっをオススメします!

まとめ

むっちゃん
以上、家系ラーメンの特徴やそれぞれの店舗展開などについてまとめてみたよ。
むちゃネコ
色んな場所に家系がたくさんできたのもこんな理由があったんだね。
でもこんな増えるということは味ももちろん良いからだよね?
むっちゃん
そうだね。日本人の食生活はどんどん欧米型になっていると言われているけど、それに合わせてビッグなチャーシューやこってりとしたスープなんかが上手く客の舌にマッチしたんだろうね。
むちゃネコ
う~ん、ボクあんまりたくさん食べる方じゃないから、不安だけど一回家系ラーメンに行って食べてみたくなったよ!