
美味しい「さつまいも」の品種には様々な物がありますが、一例を上げます。
しっとり系には「紅はるか」「シルクスイート」「安納芋」などがあります。
ホクホク系には「紅あずま」「高系14号」「鳴門金時」「パープルスイートロード」などがあります。
ANSWER
美味しいさつまいも



秋頃になると大量にスーパーや焼き芋屋さんなどに売られるようになる美味しいさつまいも。
なんの品種か書かれないで、単に「さつまいも」として売られていることも多いですが、ちょっと大きなスーパーに行くと様々な品種ごとに売られていたりします。
味や食感など品種ごとに優れている面や違いなどが多いのですが、スーパーなどでそういった差異を親切に説明されていないことも多いですね。
さつまいもの旬


肌寒くなってくるといたる所でよく見かけるようになるさつまいもですが、実はさつまいもの収穫期は、おおよそ8月から10月頃です。
しかしさつまいもは、ある程度寝かせることで、甘みが増して美味しくなるので、大量に出回る旬の美味しい時期といえば、9月から12月頃になるのです。
保存が効く作物なので一年中買うことは出来ますが、やはり旬は秋頃になります。
さつまいもの種類


現在さつまいもは全世界で1000を超える品種が存在していますが、日本にも様々な改良をされた品種があります。
色や食感など様々な品種の分類がありますが、今回は「しっとり(ねっとり)系」と「ホクホク系」に分けて紹介したいと思います。
ちなみに専門用語では、しっとり系は粘質、ホクホク系は粉質といいます。
オススメのしっとり系・ねっとり系さつまいも


紅はるか
2010年に登録された比較的新しい品種で、「はるか」に甘いという意味で名付けられた品種です。
紅はるかは非常に糖の含有量が高く、上品な甘さが感じられ繊維質は多めで、形も綺麗な物が多いです。
しっとりねっとり系ではありますが、安納芋などと比べるとホクホク感もほどよく残しており、後味もスッキリとした甘さです。
シルクスイート
こちらも2012年登録の新しい品種です。
名前の通りシルク(絹)の様な滑らかかつ上品な食感で、名前の通りスイーツの様なさつまいもです。
従来の品種より甘さも強化されており、非常にポテンシャルが高いので今後更に流通量が増えそうな品種です。
安納芋
安納芋は種子島の特産品で、甘くしっとりとした品種の元祖のような存在です。
非常にねっとりとした食感で、さつまいもの常識を変えた品種と行っても過言では無いくらい、蜜が詰まったような甘さです。
他のさつまいもと比べても、皮は紫がかった色がなくサイズも小さめの物が多いのが特徴です。
オススメのホクホク系さつまいも


紅あずま
紅あずまは1985年に登録された比較的古い品種です。
主に関東で多く作られていて、千葉県や茨城県での収穫量が多いです。
基本的には粉質な食感で繊維質が少なく、加熱するとホクホク系を残しながらも粘質感も感じられる人気のさつまいもです。
高系14号
1945年から栽培されている非常に歴史のある品種です、名前の感じでも昔っぽいですよね。
歴史がある分、この品種を元にさらに別の品種が作られるなどしてその系統を広げています。
東日本で多い紅あずまとは対称的に、西日本で多く作られています。
食感は粉質で、糖度が高く、ホクホク系の代表格です。
鳴門金時
鳴門金時は高系14号を元に改良された品種で、主に徳島県で栽培されています、鳴門とは徳島の地名ですね。
温暖で降雨量の少なく、海の近くのミネラルを豊富に含んだ砂地で栽培されるのが味の秘密だそうです。
栗のようなホクホクの食感と甘さが特徴で、お菓子の材料としても非常に人気のある品種です。
パープルスイートロード

パープルの名前の通り、中身の果肉も紫色をした紫芋の一種です。
粉質でホクホク系ですが、上品な舌触りと甘さがあります。
通常紫芋は甘さという点で他の品種に比べると劣るものが多いですが、この品種は糖度も非常に高く、お菓子作りにも向いています。
まとめ






